私立小学校の子どもにも反抗期はある?中間反抗期や親の関わり方

私立小学校の子どもというと、「しっかりしている」「礼儀正しい」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

そのため、以前より言い返すことが増えたり、「なんで?」と反発するようになったりすると、「反抗期なのかな」「うちの子だけ?」と戸惑うこともありますよね。

特に学校では問題なく過ごしていると聞いていると、家で見せる姿との違いに驚くこともあります。親の関わり方が悪かったのではないかと不安になる方もいるかもしれません。

ですが、私立小学校の子どもだから反抗期がないということはありません。同じ子どもである以上、成長の過程で親に反発したり、自分の考えを主張したりする時期は自然に訪れます。

反抗期にはいくつかの段階があり、見られる特徴も少しずつ変わります。子どもの成長と重ねながら考えてみると、見え方が変わることもあるかもしれません。

目次

私立小学校でも反抗期はある?

私立小学校の子どもは落ち着いて見えることも多いため、「反抗期とは無縁なのでは」と感じる方もいるかもしれません。しかし実際には、私立小学校の子どもにも反抗期はあります。

良い子に見えても反抗期はある

私立小学校の子どもは、礼儀やマナーを身につけていたり、人前ではしっかり振る舞ったりすることがあります。

そのため周囲からは「良い子」という印象を持たれやすいですが、それは反抗期がないという意味ではありません。同じ子どもである以上、自分の考えを持ち始めたり、親に反発したりする時期は自然に訪れます。

実際には、学校では先生の話をしっかり聞いているのに、家では返事をしなかったり言い返したりすることもあります。「学校では問題ないと言われるのに家では別人みたい」と感じる保護者も少なくありません。

反抗的な態度だけを見ると心配になりますが、それだけで問題行動と考える必要はありません。成長とともに見られる変化の一つとして現れていることもあります。

成長に必要な過程

反抗期という言葉にはネガティブな印象がありますが、子どもにとっては大切な時期でもあります。

小さい頃は親の言うことをそのまま受け入れていた子どもも、成長するにつれて「自分はどう考えるか」を持ち始めます。その結果として、「嫌だ」「なんで?」という言葉が増えることがあります。

これは単に親に逆らいたいわけではなく、自分の考えを持とうとしている姿とも言えます。

もちろん毎日続くと言葉に疲れてしまうこともありますが、親子関係がうまくいっていないサインとは限りません。成長の中で見られる自然な変化として受け止められると、少し気持ちが楽になることもあります。

中間反抗期とは?

反抗期というと中学生頃をイメージする方も多いですが、実はもっと早い時期から見られることがあります。それが「中間反抗期」と呼ばれる時期です。

いつ頃から始まる?

中間反抗期は、一般的に5歳頃から10歳頃に見られることが多いと言われています。

もちろん個人差があるため、はっきりとした年齢で区切れるものではありません。ただ、小学校入学前後から中学年頃にかけて、「急に言うことを聞かなくなった」「口答えが増えた」と感じる保護者は少なくありません。

ちょうど子ども自身の世界が広がり始める時期でもあります。学校生活が始まり、友達や先生との関わりが増える中で、自分の考えや価値観も少しずつ育っていきます。

よく見られる特徴

中間反抗期でよく見られるのは、「なんで?」「どうして?」という言葉が増えることです。

親としては説明しているつもりでも、さらに理由を求められたり、納得しない様子を見せたりすることがあります。また、「嫌だ」「自分でやる」と主張する場面も増えてきます。

以前より言い返すことが増えるため、反抗的に見えることもあります。しかし、その背景には自分なりに考えたい気持ちが隠れていることも少なくありません。

特に私立小学校の子どもは、学校や友達との関わりの中で新しい価値観に触れる機会も増えます。そのため、親の言葉をそのまま受け入れるだけではなく、「自分はどう思うか」を考えるようになることがあります。

思春期の反抗期とは?

中間反抗期が落ち着いても、反抗期が終わるとは限りません。子どもの成長とともに、今度は思春期特有の反抗期が見られることがあります。

小学校高学年から始まることも

思春期の反抗期というと中学生のイメージがありますが、最近は小学校高学年頃から変化が見られる子もいます。

友達との関係がより深くなり、自分なりの考え方や価値観もはっきりしてきます。そのため、親よりも友達を優先したり、自分の世界を大切にしたりするようになります。

また、今まで何でも話してくれていた子が急に口数が減ることもあります。親としては寂しく感じることもありますが、少しずつ精神的な成長が進んでいるサインとも考えられます。

特に私立小学校では、高学年になると学校行事や委員会活動、友人関係などの世界が広がっていきます。家庭以外の居場所が増えることも、親子関係の変化につながることがあります。

中間反抗期との違い

中間反抗期は「なんで?」「嫌だ」と親にぶつかることが中心ですが、思春期の反抗期は少し性質が違います。

言い返すだけではなく、自分のことをあまり話さなくなったり、一人の時間を大切にしたりすることがあります。

親から見ると距離を置かれているように感じることもありますが、子ども自身は親を嫌いになったわけではありません。親から少し離れ、自分自身の考えを確立しようとしている時期でもあります。

そのため、中間反抗期と同じように正面からぶつかると、かえって関係がこじれてしまうこともあります。

学校では良い子なのに家で反抗する理由

反抗期の相談でよく聞くのが、「学校では問題ないと言われるのに、家では反抗的」という悩みです。

先生からは「しっかりしていますよ」と言われるのに、自宅では言い返したり不機嫌だったりすると、戸惑ってしまいますよね。

外で頑張っている

私立小学校の子どもたちは、保護者が思っている以上に外で頑張っていることがあります。

授業を受けるだけでなく、友達との関係を築いたり、学校のルールを守ったり、行事や係活動に取り組んだりしています。電車通学をしている子であれば、毎日の通学そのものも頑張りの一つです。

また、習い事や塾へ通っている子も少なくありません。学校以外の場所でも求められることが多く、知らないうちに気を張って過ごしていることがあります。

そのため、家に帰ると緊張が解け、感情が表に出やすくなることがあります。

家は安心できる場所

家で反抗的になるのは、必ずしも親を軽く見ているからではありません。

むしろ安心できる場所だからこそ、本音や感情を出せていることもあります。

学校では我慢していたことや、うまくいかなかったことを家庭で発散しているケースもあります。親としてはつらく感じることもありますが、「家では素を出せている」と考えられる場面もあります。

学校生活に大きな問題がなく、友達関係も良好であれば、まずは家庭が安心できる居場所になっているという見方もできるでしょう。

反抗期との向き合い方

反抗期は成長の一部だと分かっていても、毎日のように言い返されたり反発されたりすると、親も疲れてしまいます。

すぐに解決できる方法はありませんが、少し関わり方を変えることで親子ともに楽になることがあります。

正面からぶつかりすぎない

反抗的な言葉を向けられると、ついこちらも言い返したくなります。

特に勉強や宿題、生活習慣など毎日のことになると、「何度言ったら分かるの」と感情的になってしまうこともありますよね。

ただ、反抗期の子どもは自分の考えを持ち始めている時期でもあります。正面から勝ち負けのようなやり取りになると、かえって意地になってしまうこともあります。

すべてを受け入れる必要はありませんが、その場で決着をつけようとせず、一度距離を置くことがうまくいくこともあります。

先生を頼ることも考える

反抗期だからといって、家庭だけで抱え込む必要はありません。

私立小学校は学校と家庭の距離が比較的近く、担任の先生へ相談しやすい環境があることも多いです。学校ではどのように過ごしているのか、友達との関係はどうなのかを知るだけでも安心できることがあります。

また、親の言葉には反発しても、先生の言葉は素直に受け入れる子どももいます。これは親を嫌いになったのではなく、親以外の大人との関わりが増えている成長の一部とも言えます。

さらに、相談相手は学校の先生だけとは限りません。塾や習い事の先生など、継続して関わっている大人に気持ちを話していることもあります。

反抗期になると親には本音を話さなくなることもありますが、別の大人には素直に相談していることも少なくありません。学校、塾、習い事など複数の居場所があることは、子どもにとって安心材料になることもあります。

親は味方だと伝え続ける

反抗期になると、以前のように学校の出来事を話してくれなくなることがあります。

親としては寂しく感じることもありますが、子ども自身も成長の途中で、自分なりの距離感を探している時期なのかもしれません。

だからといって、親が必要なくなったわけではありません。

無理に話を聞き出そうとするよりも、「困ったことがあったらいつでも話してね」「何かあったら味方だからね」という姿勢を伝え続けることが大切です。

子どもは聞いていないように見えても、親の言葉をしっかり覚えていることがあります。

心配しすぎなくていい理由

反抗期が続くと、「このままで大丈夫なのかな」と不安になることがあります。

特にこれまで素直だった子どもほど変化が大きく感じられ、戸惑う保護者も少なくありません。

親子関係が変化する時期

反抗期は親を困らせるために起きるものではありません。

小さい頃は親が生活の中心でしたが、成長するにつれて友達や先生、習い事の仲間など関わる世界が広がっていきます。

その中で子どもは少しずつ自分の考えを持ち、親との距離感も変わっていきます。

以前のような関係ではなくなることに寂しさを感じることもありますが、それは成長の証でもあります。

少しずつ距離感が変わる

親子の距離感は、子どもの成長とともに変化していきます。

以前は何でも話してくれていたのに、最近は会話が減ったと感じることもあるかもしれません。

ただ、それは親を嫌いになったということではなく、自分の世界が広がっている証でもあります。友達との関係や学校生活、自分だけの考えを持つ時間が増えているのです。

反抗期はずっと続くものではありません。今は少し距離を感じても、子どもが成長した後に振り返ると、必要な時期だったと感じる保護者もいます。

まとめ:反抗期は成長のサイン

私立小学校の子どもにも反抗期はあります。

小学校低学年から中学年頃に見られる中間反抗期、高学年以降に見られる思春期の反抗期では特徴も少しずつ変わります。しかし、どちらも子どもが成長する中で見られる自然な変化です。

反抗期を家庭だけで抱え込む必要はありません。学校の先生はもちろん、塾や習い事の先生など信頼できる大人を頼ることもできます。

そして何より大切なのは、子どもに「困ったときはいつでも相談していい」「あなたの味方だよ」という姿勢を伝え続けることです。

反抗的な態度ばかりに目が向いてしまうこともありますが、その奥では子ども自身が成長しようともがいているのかもしれません。少し長い目で見守りながら、一緒にこの時期を乗り越えていきたいですね。

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