私立小学校のタブレット学習とは?iPad・宿題・家庭で気をつけたいこと

私立小学校に入学してしばらくすると、「宿題がタブレットで出た」と驚く保護者の方もいるのではないでしょうか。

少し前までは教科書やノートが中心でしたが、最近は私立小学校でもタブレット学習を取り入れる学校が増えています。ただ、「目が悪くならない?」「ゲーム感覚にならない?」「紙の勉強はしなくなるの?」と不安になる気持ちもありますよね。

実際のところ、タブレットの使い方は学校によってかなり違います。毎日持ち帰る学校もあれば学校で保管する学校もあり、授業や宿題への活用方法もさまざまです。

また、タブレット学習は便利な面がある一方で、家庭で気をつけたいポイントもあります。良い悪いを決めつけるのではなく、まずは学校でどのように使われているのかを知るところから始めたいですね。

目次

私立小学校のタブレット学習とは?

私立小学校では、タブレット端末を活用した学習が珍しくなくなってきました。ただし、導入状況や使い方は学校によってかなり違います。

iPadやChromebookを使う学校が多い

私立小学校で導入されている端末は、iPadやChromebookが中心です。

授業中に調べ学習をしたり、課題を提出したり、プレゼンテーションを作成したりと、活用方法はさまざまです。学校によっては小学校入学直後から使い始めることもあり、「こんなに早くタブレットを使うの?」と驚く保護者もいます。

一方で、タブレットだけで学習するわけではありません。漢字の書き取りや計算練習、ノート学習などは紙を使う学校も多く、教科書やノートが完全になくなるわけではありません。

最近は中学・高校だけでなく大学や社会人になってからもデジタル機器を使うことが当たり前になっています。そう考えると、小学校のうちから端末に慣れ、正しく使う経験を積めることは一つのメリットといえそうです。

学校ごとに運用方法が違う

タブレット学習で特に知っておきたいのが、学校による運用の違いです。

毎日持ち帰る学校もあれば、学校で保管する学校もあります。低学年は学校保管、高学年から持ち帰りという学校もあります。

特に低学年は、慣れない通学だけでも疲れやすい時期です。私立小学校は電車通学をする子も多く、教科書やノート、水筒などでランドセルがかなり重くなることもあります。そのため、学校側が負担軽減を考えて端末を学校保管にしているケースもあります。

逆に、宿題や家庭学習までタブレットを活用する学校では、毎日持ち帰ることもあります。同じ私立小学校でも運用は大きく異なるため、説明会や入学後の案内で確認しておくと安心です。

タブレットで何をするの?

タブレット学習と聞くと、動画を見るだけの授業をイメージする方もいるかもしれません。実際には、授業から宿題、学校からのお知らせまで幅広く活用されることがあります。

授業や調べ学習で使う

タブレットの活用方法として多いのが、調べ学習や発表活動です。

例えば、理科で昆虫について調べたり、社会で地域についてまとめたりする際にインターネットを活用することがあります。調べた内容をスライドにまとめて発表する授業を取り入れている学校もあります。

また、教科書だけでは分かりにくい内容を動画や画像で確認できるため、理解を深めやすいという面もあります。先生が児童一人ひとりの回答を確認しながら授業を進めるなど、紙では難しかった使い方ができることもあります。

ただし、授業のすべてがタブレットになるわけではありません。実際にはノートを書く時間や先生の話を聞く時間もあり、紙とデジタルを組み合わせながら学習を進めている学校が多い印象です。

宿題や連絡にも活用される

最近は授業だけでなく、宿題や学校との連絡にもタブレットが使われています。

宿題の内容を端末で確認したり、ドリル形式の課題に取り組んだりする学校もあります。紙のプリントを配る代わりに、保護者向けのお知らせを配信するケースも増えています。

学校によっては連絡帳の機能をアプリにまとめていることもあり、「連絡帳を書き忘れた」ということが減ったという声もあります。一方で、毎日端末を確認しないとお知らせを見落としてしまうこともあるため、保護者側も少し慣れが必要です。

これまで紙中心だった学校生活が少しずつ変わってきていますが、目的はタブレットを使うことではなく、学習や連絡をよりスムーズにすることです。学校がどのような考えで活用しているのかを知っておくと、家庭でも対応しやすくなります。

タブレット学習のメリット

タブレット学習に不安を感じる保護者もいますが、実際に学校生活の中で役立っている場面も少なくありません。

荷物を減らせることもある

私立小学校の低学年は、慣れない学校生活だけでも疲れやすい時期です。

特に電車やバスで通学する子は、毎日重いランドセルを背負って移動します。教科書やノート、水筒、上履きなどが加わると、大人が持っても重いと感じることがあります。

もちろんタブレット自体にも重さはありますが、学校によっては教材や配布資料をデジタル化することで、持ち運ぶ紙の量を減らしていることもあります。低学年のうちは学校保管にしている学校もあり、子どもの負担を考えながら運用しているケースも見られます。

また、ケースや保護フィルム、タッチペンなどを準備しておくと使いやすくなることもありますが、まずは学校指定のルールを確認してからそろえると安心です。

将来必要な力を身につけられる

タブレット学習の大きなメリットの一つは、デジタル機器との付き合い方を学べることです。

今後の社会では、タブレットやパソコンを使わずに生活することはほとんどありません。中学・高校はもちろん、大学や仕事でもデジタル機器は欠かせない存在になっています。

そのため、小学校のうちから端末の基本操作に慣れることは将来にもつながります。文字入力や情報検索、資料作成、発表などは、これから先も必要になる場面が多いでしょう。

こうした力は一朝一夕では身につきません。学校生活の中で少しずつ経験を積み重ねていけることは、タブレット学習ならではの良さといえそうです。

保護者が気になること

タブレット学習が広がる一方で、保護者が気になることもあります。実際には学校側もさまざまな対策をしていますが、入学前後に知っておくと安心です。

視力への影響はある?

タブレット学習と聞いて、まず視力を心配する保護者は少なくありません。

確かに長時間近い距離で画面を見続けることは目の負担につながります。ただし、視力への影響はタブレットだけが原因とは限らず、姿勢や画面との距離、利用時間なども関係しています。

学校では授業中ずっと画面を見続けるわけではなく、ノートを書いたり発表を聞いたりする時間もあります。また、家庭で動画視聴やゲームを長時間行う方が影響が大きいケースもあります。

タブレット学習が始まったら、「30センチ以上離して使う」「暗い場所で使わない」など、基本的な使い方を親子で確認しておくと安心です。

紙の勉強はなくなる?

タブレットが導入されると、「もうノートや漢字練習はしないの?」と不安になることもあります。

しかし実際には、紙の学習がなくなる学校はほとんどありません。漢字の書き取りや計算、作文、ノートまとめなどは今でも紙で行う学校が多くあります。

特に低学年は、鉛筆を持つ力や文字を書く力を身につける時期です。そのため、紙とタブレットを併用する形が一般的です。

タブレットはあくまで学習を補助する道具の一つです。紙かタブレットかの二択ではなく、それぞれの良さを活かしながら学習している学校が多い印象です。

故障や紛失はどうする?

保護者として意外と気になるのが、故障や紛失への対応です。

毎日持ち帰る学校の場合、落下や水濡れのリスクはどうしてもあります。特に低学年はまだ荷物の管理に慣れていないため、心配になりますよね。

対応方法は学校ごとに異なりますが、専用ケースの使用が義務づけられていたり、利用ルールが細かく決められていたりすることもあります。

入学後に配布される資料や利用規約には一度目を通しておくと安心です。タブレットそのものよりも、「困った時はすぐ先生や保護者に伝える」という意識を持たせておくことの方が大切かもしれません。

家庭で気をつけたいこと

タブレット学習は学校だけで完結するものではありません。家庭でも少し意識しておきたいポイントがあります。

良い悪いより使い方が大切

タブレット学習については、「便利で良い」という意見もあれば、「画面を見る時間が増えて心配」という意見もあります。

ただ、タブレットそのものが良い悪いというより、どのように使うかが大切です。学習や調べ学習に活用できれば便利な道具になりますし、情報収集や発表の力を伸ばすことにもつながります。

一方で、使い方によっては集中力が続かなかったり、学習以外のことに気を取られたりすることもあります。

大切なのはタブレットを与えることではなく、適切に使う力を身につけることです。学校生活の中で少しずつ学んでいければ十分ではないでしょうか。

家庭でもルールを確認する

学校支給の端末にはフィルタリング機能が設定されていることが多く、学習に関係のないサイトへアクセスしにくくなっています。

ただ、子どもたちは想像以上に機械の扱いに慣れるのが早く、学校によってはフィルタリングの抜け道を探して使ってしまうことが話題になることもあります。

もちろん学校でも情報モラルや端末の使い方について指導があります。しかし、それだけで十分とは限りません。

「学習以外の目的で使わない」「困ったことがあれば大人に相談する」「勝手に設定を変えない」など、ご家庭でも時々確認しておくと安心です。

これから先、タブレットやパソコンを使わずに生活することはほとんどありません。だからこそ禁止することだけを目的にするのではなく、上手に付き合う力を親子で育てていきたいですね。

まとめ:タブレット学習と上手に付き合う

私立小学校でもタブレット学習は一般的になりつつあり、授業や宿題、学校との連絡などさまざまな場面で活用されています。ただし、運用方法は学校によって大きく異なり、毎日持ち帰る学校もあれば学校で保管する学校もあります。

タブレット学習には、教材を持ち運ぶ負担を減らしたり、将来必要になるデジタル機器の活用力を身につけたりできるメリットがあります。一方で、視力への配慮や利用ルールなど、家庭で気をつけたい点もあります。

大切なのは、タブレットそのものを良い悪いで判断しないことです。学校の方針を理解しながら、家庭でも使い方を確認し、子どもが上手に活用できるよう見守っていきたいですね。

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